岐阜県庁前に整備された環状交差点「ラウンドアバウト」=岐阜市薮田南
環状交差点「ラウンドアバウト」の通行方法などをPRした啓発活動=岐阜市薮田南
環状交差点「ラウンドアバウト」の通行方法などをPRした啓発活動=岐阜市薮田南

 岐阜市薮田南の県庁敷地内にある交差点が新たに環状交差点「ラウンドアバウト」として整備され、14日に運用が開始された。以前のロータリーでは優先車両が分かりにくかったための改善。信号機が必要ないため災害に強く、重大事故が起きにくいなどの利点もあり、県警の関係者は「各地に広がるきっかけとなれば」と期待を寄せる。

 

 県の新庁舎建設に合わせた敷地内の道路再整備の一環。県内では安八郡安八町中の名神高速道路安八スマートインターチェンジ前の交差点に続き2カ所目となった。これまで県庁前の交差点に設けられていたのはロータリーで、丁字路の交通ルールが当てはめられていたこともあり、優先される車両があいまいで事故につながることもあった。

 環状交差点は、時計回りでの徐行や環状の車線を走る車が優先されることなど道交法で通行ルールが定められている。ルールが明確なため信号機が不要でコスト削減を図れるほか、台風などの災害で停電しても通行に支障が出にくいのが特長。環状車線に入る前に徐行を求めるため重大な事故につながりにくいとされる。

 14日は県警交通規制課や岐阜南署の警察官と県職員計約20人が環状交差点の入り口に立ち、ドライバーに通行ルールなどを説明した。岐阜南署の廣崎英貴交通課長は「県庁前という好立地だけに、自治体関係者など各地から立ち寄った人に環状交差点の利点を知ってもらえたら」と話した。