観光の起爆剤と位置付けられる、2027年春に修復工事を終える願興寺本堂=可児郡御嵩町御嵩
宿場町リスタート事業の舞台となる中山道御嶽宿=7月、可児郡御嵩町御嵩
2025年12月に行われた、民間複業人材を起用し御嵩町民の意識や新たな町の価値を探った成果報告会=可児郡御嵩町役場

 岐阜県可児郡御嵩町は本年度、住民のシビックプライド(地域への誇り)を醸成し、観光誘致や関係人口の増加につなげる戦略的な施策をスタートさせた。外から人を呼び込む従来の施策ではなく、「今住んでいる人」「町に縁のある人」に直接アプローチし、町への愛着を対外的なPRに結び付ける。2029年4月に町内を走る名鉄広見線の新可児―御嵩間が廃止となり、町は新たな局面を迎えるが、通常の観光キャンペーンと一線を画した取り組みで町の活性化を図ろうとしている。

 「ちょうどいい自然」「受け入れる文化」などに代表される郷土への誇りと愛着を町民自らが持ち、その「内なる熱」を外部に伝えることで、...