ネコはどんな体勢で落下しても、空中で体をひねって必ず足から着地する―。研究者らの間で「ネコひねり」と呼ばれる動きは、胸椎のねじれやすさが鍵であると山口大の日暮泰男助教(生理学)らのチームが突き止め、14日までに国際学術誌に発表した。
日暮さんによると、ネコひねりの学術的な呼び方は「立ち直り反射」。高い所に登る習性があるネコが落下してもけがをしないために備わったと考えられている。なぜこの動きが可能なのかは謎で、脚の曲げ伸ばしや体の丸め方など体の動かし方に着目した仮説はあるが、体の構造から解き明かそうとする研究はほとんどなかった。
チームは、病理解剖のために寄贈されたネコ5匹の死骸から胸椎と腰椎を取り出し、耐久性を調べる装置に取り付けてねじった。胸椎はごくわずかな力でも片側に47度ねじれ、力を加えればほぼ反転できたが、腰椎は強めにねじっても57度までしか回転しなかった。






