沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆した事故で、亡くなった同志社国際高(京都)2年武石知華さん(17)の両親が14日、高校を運営する学校法人同志社に緊急要望書を提出した。法人が進めているという教育活動の適切性などの検証に関し、その体制を対外的に公表するよう要望。中立性や公正性を確保した検証によって、全容解明や再発防止を図るよう求めた。

 法人が7月末に公表した第三者委員会の調査報告書は、法人の安全配慮義務違反などを認定した一方、平和学習を含めた教育活動の適切性については調査の対象外とした。文部科学省の報告書によると、法人は外部の専門家を含めた検証を行い、8月をめどに公表予定としている。

 両親は要望書で「内容不十分なまま、早期の幕引きありきで発表されてしまうのではないか」と懸念を表明。「期限にはこだわらずに、しっかりとしたプロセスを経て結果を出すようお願いする次第」とした。

 その上で、関係者への十分なヒアリングなどによる事実確認が不可欠だと指摘した。関係した教職員の適正な処分も必要だとした。