千葉市役所近くの道路で放置車両を脇に寄せる市職員=15日午前、千葉市中央区

 8人が死亡した千葉県の豪雨で、450棟超の住宅が浸水被害を受けたことが15日、県の集計で分かった。内訳は床上が239棟、床下が220棟。損壊した住宅も20棟以上確認され、県は被害の全容把握を進めている。千葉市若葉区では男性1人が行方不明となっており、県警は15日、50人態勢で川や田んぼを捜索したが、発見には至らなかった。

 県と千葉市によると、冠水した道路で動けなくなり、放置された車両は1200台以上に上るとみられる。県や市は災害対策基本法に基づき撤去作業を続けている。

 熊谷俊人知事は15日、豪雨の被害について、復旧事業に対し国からの補助を拡充する「激甚災害」への指定を国に求める考えを示した。佐倉市の被災現場を視察後、記者団に「全体像や被害額を取りまとめ、指定に向けてお願いしていく」と述べた。

 同行した自民党の小林鷹之政調会長は「全国のレッカー車を千葉県に集中的に投入してもらえるよう国を通じて働きかけていきたい」と述べた。

 水田や畑の冠水被害も生じており、県が確認を進めている。