映画を軸に青森、岩手、宮城の三陸沿岸をつなぎ、旅行者を呼び込むプロジェクトが始動している。岩手県宮古市で劇場を運営する有坂民夫さん(53)が企画した。大規模な映画館は少ないエリアだが「その分、地域の思いが詰まった場所がある。映画を旅の目的地に、3県を巡って」と呼びかける。
有坂さんは2011年の東日本大震災後に東京から岩手へ移住し、現在は古い酒蔵を改装した劇場「シネマ・デ・アエル」で定期的に上映会を開いている。今春、「映画で旅する三陸」をテーマにしたガイドブック「Sanriku Cinema Journey(三陸シネマジャーニー)」を発行。地域ごとにゆかりの作品や特色ある上映施設を紹介し、施設スタッフのおすすめスポットも載せた。
9月13日まで、ガイドで取り上げた施設や団体と連携し、全体で計15作品を連続して上映しながら監督を迎えたトークイベントなどを開く「広域型映画祭」を開催中だ。
ガイドブックは全国のミニシアターに配布し、シネマ・デ・アエルのウェブサイトからもデータ版を無料でダウンロードできる。






