院内ラジオ「マリラジ」で、「ことばの処方箋」コーナーを収録する聖マリアンナ医大の学生=7月、川崎市

 聖マリアンナ医大(川崎市)の医師や看護師、学生らが企画や制作、放送まで全てを手がけるインターネットラジオ番組「マリラジ」を配信している。番組の視聴者からは「病院との距離が縮まった」という声が聞かれ、職員の新たな働きがいにもつながっている。

 院内ラジオは英国を中心とした英語圏で「ホスピタルラジオ」としてボランティアの一環で普及している。国内では藤田医大病院(愛知県)などが先駆けて取り組む。

 マリラジは信岡祐彦特任教授(臨床検査医学)が考案。新型コロナウイルス禍で誤った情報が飛び交う状況を目の当たりにし「日頃から大学病院として正確で有益な情報を発信したい」と思っていたところ、2023年に入院棟に院内スタジオが新設。思い切って病院側へ企画を提案した。

 医師や看護師、臨床検査技師らが集まる18人のチームを結成し、教職員の公募で番組名を決めた。外部委託はせず、ナビゲーターは看護師、テーマソングは医師が一から作曲し、編集は事務職員が担当する徹底ぶりだ。

 「病院で働く人の思いを聞けるのは新鮮」と視聴者の評判も上々だ。