【モスクワ共同】ロシアが10日すぎからガソリンの供給不足「第2波」に直面している。ウクライナ軍の無人機によるロシア各地の製油所攻撃が原因とみられる。首都モスクワでは19日、多くの給油所でガソリンの販売が停止したほか、販売が続いていても購入量の制限が導入され、数十分〜1時間近くかかる長い車列が発生していた。

 ガソリン不足の「第1波」は5月末に始まった。ロシア各地で購入量の上限が設けられ、給油所には長い車列ができたが、7月中旬ごろから制限が順次緩和され、いったんはほぼ正常化した。

 しかしモスクワの複数の給油所従業員によると、今月10日ごろから供給が再び不安定になり、ガソリンを販売できない日もあるという。

 ツィビリョフ・エネルギー相は18日、ロシアメディアの取材に対し、給油所で車列が発生していることを認め「解決のために積極的に取り組んでいる」と述べた。

 今月14日のロシア政府会合で、エネルギー省の当局者は「国内の一部の地域で給油所の燃料供給を巡る緊張状態が続いている」と報告した。