【ドゥシャンベ共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権に対抗する主要勢力「国民抵抗戦線(NRF)」の指導者アフマド・マスード氏(37)が19日、タジキスタンの首都ドゥシャンベで共同通信と単独会見し、NRFだけでは「タリバンを打倒できない」と認めた。戦闘の目的は民主政治に向けた交渉を迫ることだとし、戦闘を激化させる構えを見せた。
2021年8月のタリバン復権から5年を迎えたが、タリバンはNRFとの交渉に応じる姿勢を示していない。抵抗運動を率いる指導者が軍事的な限界を認めたことで、暫定政権を脅かす存在になり得ていない実態が浮き彫りになった。
アフガン北東部バダフシャン州で7月末以降、タリバン暫定政権の地元幹部である州情報文化局長と州都ファイザバードの市長が相次いで殺害された。局長殺害は過激派組織「イスラム国」(IS)が、市長殺害はNRFが犯行を認めた。マスード氏は「(反乱の)嵐が来る」とし、タリバン関係者殺害が全土で起きるとの見通しを示した。








