贈呈式でポーズをとる直木賞の朝倉かすみさん(左)と芥川賞の小砂川チトさん=21日午後、東京都内

 第175回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が21日、東京都内で開かれ、「ゾンビ回収婦」の小砂川チトさん(36)に芥川賞が、「けんぐゎい」の朝倉かすみさん(66)に直木賞が贈られた。

 小砂川さんの受賞作は、ゾンビが登場するゲームの仮想現実(VR)空間に没入した女性が主人公の物語。小砂川さんは「小説はごまかしが利かず、恐ろしいと痛感している。これからどうするかを厳しく問われていると思う。泥くさく愚直に、次の作品に取りかかりたい」とスピーチした。

 朝倉さんの受賞作は江戸時代を舞台に、心身を虐げられた女性たちが生きる姿を描いた。