次戦に向けての意気込みを語った田中恒成(畑中ジム提供)

 世界ボクシング機構(WBO)3階級元王者の田中恒成(畑中、中京高出)が12日、オンラインで記者会見し、6月29日にWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者の橋詰将義(角海老宝石)に挑戦するタイトルマッチ(東京・後楽園ホール)に向け、「KOしか狙わない。できるだけ早く、できるだけ完璧に近い状態で目指したい」と意気込みを語った。

 田中は2020年12月31日のWBOスーパーフライ級タイトルマッチで井岡一翔(志成)に敗北。約1年ぶりとなる昨年12月の復帰戦で石田匠(井岡)に判定勝ちした。橋詰戦は、世界戦線への再起に向け重要な一戦となる。

 田中は「アジアのタイトルを懸けて今回戦うが、このリングに自分はふさわしくない。早く世界戦のリングに戻りたい」と気合十分。橋詰の戦績は19勝(11KO)2分けで負けなしだが、田中は「アジア無敗のチャンピオンを倒すことで自分の力の証明になる。圧倒的に倒したい」と力強く語った。

 今年3月初めに渡米し、井岡のトレーナーとしても知られるイスマエル・サラス氏の指導を仰いだ。田中は「刺激を受けた。モチベーションが高まり、動きもかなり変わった」と遠征の成果を強調。復活を懸けた重要な一戦に向け、決意を示した。