クビアカツヤカミキリの成虫

 環境省の2027年度予算の概算要求案が26日、判明した。各地でサクラやウメの樹木を食い荒らす「クビアカツヤカミキリ」をはじめとした外来種の防除や駆除に67億円を計上する。25年度補正予算と26年度当初予算の合計額から、5倍超に増やした。要求総額は1兆1451億円。約半分の5556億円は、高市政権が設けた新たな成長投資枠が占めた。

 クビアカツヤカミキリは、バラ科の樹木内部を食い荒らして枯死させる昆虫。桜並木の伐採やモモなど果樹への被害が起きており、18年には特定外来生物に指定された。現在22都府県で生息が確認されている。概算要求案では、自治体による駆除や防除対策に50億円程度を充てる。キョンやヒアリの対策も進める。

 クマ被害関連は83億円。自治体向けの交付金はハンターの人件費や資機材の調達に加え、射撃場や駆除したクマの処理施設の整備にも使途を広げる。出没が訪日客誘致にも影響しているとして、26年度から財源となった国際観光旅客税(出国税)も活用し、さらなる予算上積みを目指す。