運輸安全委員会は27日、2025年11月に群馬県みなかみ町のJR上越線で、試運転中だった蒸気機関車(SL)の車輪がレールから外れ脱線した事故の調査経過報告を公表した。石炭や水を積んだ炭水車の車輪にかかる重さが左右で大きく異なり、車輪の軸に著しい不均衡が生じていた。安全委が引き続き原因を調べる。

 経過報告によると、右カーブ区間を時速約40キロで走行中に炭水車の一番前にある車輪が左側に脱線した。乗務員9人にけがはなかった。

 安全委は炭水車をけん引するタイプのSLで同様の問題が起きる恐れがあるとして、今回の調査内容を国土交通省に情報提供した。