ガザ北部ベイトラヒヤで鉄片を運ぶ人たち=8月18日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区の研究機関がパレスチナ住民を対象に8月に実施した世論調査で、イスラム組織ハマスの支持率が大きく低下したことが明らかになった。昨年10月の前回調査から10ポイント以上、下がった。自治政府の主流派ファタハの支持率も低迷し、住民が既存の統治体制に不満を募らせている現状を示した。

 調査はヨルダン川西岸ラマラに拠点を置くパレスチナ政策分析センターが8月5〜8日、ヨルダン川西岸で830人、ガザで440人の計1270人を対象に実施した。

 政党別ではファタハとハマスの支持率はそれぞれ24%だった。いずれも支持しないなどとした人は38%。ハマスの支持率は前回の35%から落ち込んだが、ファタハは前回と変わらなかった。ファタハに対する政治腐敗への批判は根強く、ハマスの支持下落がファタハの支持拡大に結びついていないようだ。

 2023年10月以降のガザ戦闘でハマスが勝利したと答えた人は、前回の39%から20%となった。戦闘でのハマスの対応に満足していると回答した人は60%から42%に低下した。