ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」のグエン・ドクさん(45)が水俣病の被害地域を訪問する方向で調整していることが7日までに、被害者団体などへの取材で分かった。10月に鹿児島県で未認定患者らと面会、12月に熊本県で胎児性患者の坂本しのぶさん(70)らと交流する。

 被害者らは、有毒な化学物質で被害を受けた点は同じだと強調。ドクさんらと連携して公害病の実態を広め、国際的な環境汚染課題だとアピールする狙いだ。

 鹿児島県で面会を予定する出水市の未認定患者村山悦三さん(81)は「ドクさんと、水銀汚染が世界で取り組むべき問題であると訴えたい」と話した。