全般気象解説情報(台風第24号)(第14報)

 

 2026年9月7日5時28分

 

 気象庁発表

 

 伊豆諸島では、レベル5土砂災害特別警報を発表しています。伊豆諸島では、これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況ですので、土砂災害に最大級の警戒をしてください。また、東日本太平洋側と東北太平洋側では7日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。東北地方、関東甲信地方、東海地方では、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。

 

 台風第24号は、7日3時には南大東島付近にあって、1時間におよそ10キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。また、本州の南岸付近から日本の東にのびる前線が、ゆっくり北上しています。台風の東側を北上する暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、前線の活動が活発となっています。このため、伊豆諸島では、24時間降水量が平年の9月1か月分の降水量を超えている所があるなど、記録的な大雨となっています。 前線は、東日本から西日本の太平洋側までゆっくり北上して、10日頃にかけてほとんど停滞する見込みです。また、7日夜までに前線上の三陸沖で、低気圧が発生するでしょう。台風第24号は、7日朝には熱帯低気圧となって日本の南を北上し、9日は西日本付近で前線上の低気圧に変わる見込みです。 引き続き、台風や熱帯低気圧の東側を北上する暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、大気の状態が非常に不安定となって前線の活動が活発となるでしょう。このため、雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。これまでの大雨で地盤の緩んでいる地域では、少しの雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。前線や低気圧の動向によっては、10日頃にかけて大雨が続き、西日本から東日本の太平洋側を中心に総雨量が多くなる可能性があります。

 

 [雨の予想]

 7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

 東北地方 200ミリ

 関東甲信地方 180ミリ

 東海地方 150ミリ

 近畿地方 150ミリ

 九州南部 80ミリ

 その後、8日6時から9日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

 関東甲信地方 100ミリ

 東海地方 150ミリ

 近畿地方 150ミリ

 その後、9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、

 関東甲信地方 80ミリ

 東海地方 150ミリ

 近畿地方 150ミリ

 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

 [風の予想]

 台風の影響により、沖縄地方や奄美地方では強い風が吹くでしょう。

 7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

 奄美地方 15メートル(25メートル)

 沖縄地方 15メートル(25メートル)

 [波の予想]

 台風の影響により、沖縄地方や奄美地方では、うねりを伴いしけるでしょう。

 7日に予想される波の高さ

 奄美地方 4メートル うねりを伴う

 沖縄地方 4メートル うねりを伴う

 [防災事項]

 伊豆諸島では、レベル5土砂災害特別警報を発表しています。伊豆諸島では、土砂災害に最大級の警戒をしてください。東日本太平洋側と東北太平洋側では7日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。北日本では8日にかけて、西日本では9日にかけて、東日本では10日頃にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。 南西諸島では、強風やうねりを伴った高波にも注意が必要です。

 [補足事項]

 今後発表する防災気象情報に留意してください。 次の「全般気象解説情報」は、7日11時頃に発表する予定です。