9・12豪雨災害で、住宅も道路も水に漬かった大垣市墨俣町(当時は安八郡墨俣町)=1976年9月13日
「水害を甘く見てはいけない」と訴える岩田博さん=6日午後、大垣市墨俣町上宿、墨俣さくら会館

 大垣市墨俣町(旧安八郡墨俣町)でも猛威を振るった9・12豪雨災害。長良川堤防の決壊によって流れ込んだ濁流はたちまち町内全域に広がり、約1200戸が床上、床下浸水に見舞われた。50年の月日がたち、当時の記憶が薄れる中、同町二ツ木の岩田博さん(82)は、自身の経験と災害の悲惨さをとりまとめ、後世に伝える活動を続ける。「最近は大雨が全国的に増えている。水害を甘く見てはいけない」と厳しい表情で思いを語る。

 現在も同じ自宅で暮らす岩田さんは、当時のことを鮮明に覚えている。町内で...