仏壇に手を合わせる、死亡した武石知華さんの父親=9日

 沖縄県名護市辺野古沖の船転覆で、亡くなった同志社国際高(京都)2年武石知華さん(17)の両親と姉が11日までに、共同通信の取材に応じ「なぜ事故が起きたのか、本当の理由が今も分からない。事実を知りたい」と語った。16日で発生から半年だが、学校側は保身的で、説明責任を果たしていないと批判。当事者としての内省と、自発的な原因究明を求めた。

 「もう少し早く連絡があれば、救急車で運ばれる知華に電話越しにでも声を届けられたかもしれない」。母親は振り返り、声を震わせた。「意識を取り戻したかもしれないし、少なくとも寂しくはなかったんじゃないか。伝えたいことはいっぱいあった」と悔やむ。

 事故発生は3月16日午前10時10分ごろ。「知華ちゃんが意識不明で運ばれたみたい」。第一報は正午ごろ、知華さんの友人の保護者から受けた電話だった。急いで学校に駆け付けたが、安否に関する情報は一切もたらされず、その後の「死亡確認」が、学校側からの最初の情報提供となった。