岐阜県本巣市のケーキ店から出火し5人が死傷した事件で、現場から無事救助された男性が、出火直前に店を訪れた葬祭業の男性(70)に腹を殴られたという趣旨の証言を県警にしていることが14日、捜査関係者への取材で分かった。腹部を刺されて失血死した福田達哉さん(66)は、止めに入った際に刺されたとみられる。県警は葬祭業の男性が事件に関与した可能性が高いとみて、当時の状況を詳しく調べている。

 また県警は13日、搬送後に死亡した店主曽野さとみさん(66)の死因について、司法解剖の結果、全身にやけどを負ったことによる熱傷性ショックだったと発表した。やけど以外に目立った外傷は確認されなかったという。

 証言した男性は、曽野さんの同窓会グループのメンバー。捜査関係者によると、事件当日、グループの集まりで現場の店舗兼住宅にいたところ、メンバーではない葬祭業林寛至さんが来訪し、自身と口論になったと説明。林さんは一度立ち去ったが、再び店に訪れ、自身に暴行したと話しているという。

 火災は5日午後9時ごろ発生。