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当事者のリアルな経験と、岐阜で利用できる相談先・社会資源を紹介




岐阜県若者サポートステーション(ぎふサポ)は、2026年9月26日(土)、「《当事者体験談》 ひきこもりから就労に向けて ~岐阜で利用できる社会資源について、事例を通してご紹介~」と題した保護者向けセミナーを開催しました。
当日は、ひきこもりや働きづらさを経験し、現在はフリーランスとして活動する当事者の方をゲストに迎え、悩んでいた時期の経験や自立に向けた歩みについてお話しいただきました。
また、岐阜県内で利用できる相談先や支援機関についても紹介し、「本人が動けるとき」「本人がなかなか動けないとき」それぞれの状況に応じて、どのような支援につながることができるのかをお伝えしました。
当日は6名の方にご参加いただきました。

第1部:当事者トーク「悩んでいた時期と自立への歩み」


(一部画像に修正を加えています)

第1部では、ひきこもりや仕事について悩んだ経験を持つ当事者の方をゲストに迎え、「悩んでいた時期と自立への歩み」をテーマにお話を伺いました。

ひきこもりの時期にどのような生活を送っていたのか、当時どんなことに悩んでいたのか。
そして、そこから最初の一歩を踏み出したきっかけや、支援機関での経験、仕事に向けて取り組む中で感じた不安や難しさなど、これまでの経験を率直に語っていただきました。
「ひきこもりから、どのように抜け出したのか」という一つの答えを示すのではなく、一人の当事者がどのような経験をし、どのようなタイミングで変化が生まれたのか。そのリアルな経験を聞くことで、参加者の皆さんがそれぞれの状況を考えるきっかけとなる時間となりました。

また、現在の働き方としてフリーランスを選んだ経緯や、家族との関係についてもお話しいただきました。
本人が悩んでいるときに、家族からどのような言葉をかけられたのか。反対に、どのような言葉や関わりが負担になったのか。当事者本人の視点から語られる言葉を通して、家族が本人を支えるうえで大切にしたいことについても考える機会となりました。

第2部:岐阜で利用できる「相談先・社会資源」を紹介


(一部画像に修正を加えています)

第2部では、「困ったとき、どこに相談する?」をテーマに、岐阜県内で利用できる相談先や支援機関について紹介しました。

ひきこもりは、病名ではなく、社会との参加やつながりが難しい「状態」を表すものです。
その背景には、学校生活や仕事の経験、身体・精神面の状態、発達特性、家庭や社会環境など、さまざまな要因が関係している場合があります。
そのため、「なぜひきこもっているのか」という一つの原因を探すだけではなく、現在どのようなことに困っているのか、本人が今できることは何なのかを捉えながら、必要な支援を考えていくことが大切です。

今回のセミナーでは、本人が相談や外出などの行動を起こせる場合には、若者サポートステーションやワークダイバーシティ、障害福祉サービスなどにつながる方法を紹介しました。
一方で、本人が外出したり相談したりすることが難しい場合には、まず家族がひきこもりの相談窓口に相談するという方法もあります。
「本人が動けないから、相談できる場所がない」のではなく、家族から相談を始めることも支援につながる一つの方法です。例として、岐阜県精神保健福祉センター・ひきこもり地域支援センター、ぎふひきこもりRe:スタート、各市町村の相談窓口など、地域で利用できる相談先についても紹介しました。

質疑応答では、参加者から積極的に質問

セミナー後半の質疑応答では、参加者の皆さんから積極的に手が挙がり、当事者ゲストへの質問や、家族としての関わり方、支援機関の利用についてなど、さまざまな質問が寄せられました。
また、セミナー終了後にも、講師やスタッフに質問をされる参加者の姿が見られました。
質問や相談の内容からは、子どもの将来や社会とのつながり、就労に向けた一歩、家族としてどのように関わればよいのかなど、保護者の方々が日々抱えている悩みの一端が見えてきました。

参加者の様子から見えた、保護者が抱える悩み

当事者トークでは、ゲストのこれまでの経験や言葉に、目に涙を浮かべながら話に耳を傾ける方や、大きくうなずきながら熱心に話を聞いてくださる方の姿が見られました。
また、セミナー終了後に実施したアンケートでは、参加者の満足度は回答者6名中100%となりました。

今回のセミナーを通して、子どもの将来や社会とのつながり、就労について、各家庭がそれぞれの困りごとや悩みを抱えていることが改めて感じられました。
質疑応答や終了後の個別の質問からも、保護者の方々が日々、子どもと向き合いながら悩み、模索されている様子が浮き彫りとなりました。

悩みを抱える子ども・若者だけでなく、そのご家族もまた、誰にも相談できずに孤立してしまうことがあります。
今回のセミナーが、適切な支援機関につながるきっかけとなり、相談できる先、頼れる人との「つながり」を少しずつ増やしていくことで、子ども・若者だけでなく、支えているご家族の孤立感も少しずつ和らいでいくことを願っています。

「相談すること」から始まる、次の一歩

ひきこもりや働きづらさを抱えているとき、「本人が動き出さなければ何も始まらない」と感じてしまうことがあります。
本人が相談できる状態であれば、本人に合った支援につながることができます。
一方で、本人がまだ相談や外出をすることが難しい場合には、まず家族が相談することもできます。
大切なのは、今の状況に合った入口を見つけることです。すぐに就労を目指すことだけが支援ではありません。

生活リズムを整えること、人との関わりを少しずつ取り戻すこと、自分自身について知ること、安心して相談できる人を見つけること。
一人ひとりの状況に合わせて、その人なりの一歩を考えていくことが、社会とのつながりや就労に向けた歩みにつながっていきます。

ぎふサポでは、これからも若者本人だけでなく、ご家族や周囲で支える方々からの相談にも耳を傾けながら、必要な支援につながるための「入口」として、一人ひとりに寄り添った支援を行っていきます。

開催概要

イベント名:
≪当事者体験談≫ ひきこもりから就労に向けて
~岐阜で利用できる社会資源について、事例を通してご紹介~
日時:2026年9月26日(土)13:30~15:00
会場:岐阜県若者サポートステーション(岐阜県岐阜市橋本町1-10-1 アクティブG2階)
参加者:6名
内容:
・当事者トーク「悩んでいた時期と自立への歩み」
・地域の相談先・社会資源の紹介「困ったとき、どこに相談する?」
・質疑応答
主催・運営:岐阜県若者サポートステーション
運営法人:一般社団法人サステイナブル・サポート
お問い合わせ:
岐阜県若者サポートステーション(ぎふサポ)
TEL:058-216-0125
担当:阿部・三ツ口

岐阜県若者サポートステーション(ぎふサポ)について

岐阜県若者サポートステーション(ぎふサポ)は、働くことに悩みを抱える15歳から49歳までの方を対象に、就労に向けた相談・支援を行っています。
個別相談、心理相談、キャリア相談、職業適性検査、コミュニケーションやビジネスマナー、応募書類・面接対策、企業見学、職場体験・就労体験など、一人ひとりの状況に合わせた支援を行っています。
決められたスケジュールに合わせるのではなく、本人の状態や希望を確認しながら、就労に向けた一歩を一緒に考えていきます。

一般社団法人サステイナブル・サポート
私たちが目指すのは、『誰もが自分らしく生きることのできる社会』

就労支援を中心に、一人ひとりの「自分らしさ」に寄り添い、「働く」を通じて自己理解や可能性を広げ、未来への一歩を踏み出すためのサポートを行っています。
誰ひとり取り残さない支援と予防的アプローチを大切にし、差別や偏見のない地域社会づくり、そして多様性(ダイバーシティ)の推進にも取り組んでいます。

【主な事業】
・就労移行支援・就労定着支援・就労継続支援B型事業所の運営
・就労選択支援事業、雇用相談援助事業、リワーク支援の実施
・就職活動に困難を抱える学生及び若者のキャリア支援プログラムの企画・運営
・岐阜市WORK!DIVERSITYプロジェクト実証化モデル事業の運営・実施
・岐阜県若者サポートステーション事業の運営・実施
・岐阜県委託伴走型ひきこもり支援事業の実施
・障害啓発講演会、ダイバーシティ啓発イベントの企画・運営

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<会社概要>
法人名:一般社団法人サステイナブル・サポート
所在地:岐阜県岐阜市長住町2丁目7番地 アーバンフロントビル3階
代表理事:後藤 千絵
設立:2015年7月
電話番号:TEL 058-216-0520 FAX 058-215-1932
法人HP:https://sus-sup.com/
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