2025年9月、阪神タイガースがセ・リーグ優勝を決め、大阪・道頓堀で警備に当たる大勢の警察官

 プロ野球セ・リーグの優勝争いが大詰めを迎え、大阪府警や大阪市が警戒を強めている。阪神タイガースが優勝すれば球団初のリーグ連覇となり、歓喜のファンによる「道頓堀ダイブ」を懸念。過去には死者も出たが、繰り返されてきた。水質による健康被害の恐れもあり、飛び込みや雑踏事故の防止を目指す。

 府警などによると、道頓堀川へのファンの飛び込みが注目されるようになったのは、日本シリーズを制した1985年とされる。その後は栄光から遠ざかったが、2003年のリーグ制覇でファンの喜びが爆発。延べ約5300人が飛び込み、20代男性が死亡した。

 事態を重く見た市は05年のリーグ優勝では、川に架かる戎橋に高さ3メートルの臨時の壁を設置。延べ約60人と大幅に減った。昨年は大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の姿で川に入る人もいたが、延べ29人。府警幹部は「近年は高所からの飛び込みは難しい」と成果を強調する。

 府警は今回、試合当日に約800人態勢で市内の警戒に当たる。