タイ・バンコク近郊のスワンナプーム国際空港で、大量の荷物のそばに立つ警備員=29日(ロイター=共同)

 【バンコク共同】タイ航空は29日、首都バンコク近郊のスワンナプーム国際空港で乗客から預かった手荷物計約5600個の処理が滞っていると発表した。バンコクでは24〜27日に雨が降り続いて各地で冠水し、出勤できない職員が相次いだのが原因。乗客が荷物を受け取れなかったり長時間待たされたりするトラブルが起きていた。

 空港では大量のスーツケースが滞留し、タイメディアは状況説明が不十分で客の不満が高まっていると報じた。タイ軍も作業を支援している。

 タイ航空によると、26〜27日に運航した計52便の荷物を持ち主に届ける作業中で、28日の34便の荷物にも影響が出た。チャイ最高経営責任者(CEO)は29日の記者会見で謝罪し「72時間以内の解決を目指す」と表明。「手荷物処理の職員らが自宅周辺の状況を心配し、迎えの特別仕様車を用意しても出勤したがらない」と説明した。

 タイでは短時間の局地的な降雨が一般的で、数日間にわたり降り続いたのは珍しいと指摘されている。29日には天候が回復したが、一部地域で水が引いていない。