リチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーの発火実験(製品評価技術基盤機構提供)

 環境省は29日、リチウムイオン電池が原因で起きたごみ処理施設や収集車での火災件数が、2025年度は過去最多の3万9282件だったと発表した。24年度(2万3068件)に比べ、1・7倍に増えた。モバイルバッテリーや加熱式たばこといった電池を内蔵した製品の廃棄量の増加に加え、処理施設の改修で煙や炎を検知するシステムの導入が進んだためとみられる。

 多くは散水設備などで自動消火され、実際に職員や消防隊が消火に当たったのは9456件。24年度に比べて467件少なかった。

 調査は今年4〜5月、1741市区町村を対象に実施。同省は7月、件数が3万6760件に上るとの途中段階での集計結果を公表していた。