ヘリカル・フュージョンが建設中の核融合炉最終実証装置「ヘリックス・ハルカ」=29日午後、岐阜県土岐市

 核融合発電を目指す新興企業「ヘリカル・フュージョン」(東京)は29日、岐阜県土岐市の核融合科学研究所内に建設中の最終実証装置「ヘリックス・ハルカ」を報道陣に公開した。発電はせず、炉に必要な技術の実証を目的とし、2030年ごろの完成を目指す。

 核融合発電は、燃料となる重水素と三重水素を加熱して「プラズマ」という状態にし、原子核同士を融合させた際に発生する膨大なエネルギーを利用する。さまざまな方式の炉が提唱されているが、まだ実用化には至っていない。

 同社は、らせん状に曲げた2本のコイルに電流を流して強力な磁場のかごをつくり、内部にプラズマを閉じ込める「ヘリカル方式」を採用する。