カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事=9月、ノースカロライナ州モンロー(AP=共同)

 【ロサンゼルス共同】米西部カリフォルニア州のニューサム知事(民主党)は9月30日、人工知能(AI)の判断のみに基づく従業員の解雇や懲戒を禁じる州法案に署名し、同法が成立した。州機関で「AI」の名称を維持する知事令にも署名し、トランプ大統領(共和党)が推進する「スーパーインテリジェンス」(超知能、SI)への変更を否定した。

 新たな規制法は、雇用者がAIの分析に依拠して解雇や懲戒をする場合に、従業員の上司による評価などで裏付けるとともに、AIの利用を本人に通知するよう定めた。ニューサム氏は声明で、AIは機会をつくり出すために使うべきだとし「労働者やその家族を犠牲にしてはならない」と呼びかけた。

 知事令では、名称変更をしたとしてもリスクに対処しない「無力で臆病な失敗」があると主張し、AIの規制に消極的なトランプ氏を批判した。ニューサム氏は2028年の次期大統領選で民主党の有力候補の一人と目されており、トランプ氏と対立している。