新たに開発したアルミパウチ入りの試飲キットを紹介する林里榮子社長=各務原市那加新加納、林本店

 岐阜県各務原市那加新加納の日本酒製造・販売の林本店(林里榮子社長)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で激減した試飲会や、海外でのイベントの代わりにと、5種類の酒を少量ずつ楽しめるアルミパウチに入った試飲キットを開発した。国内外での自社商品の紹介に役立てたい考えで、林社長は「新たなビジネスモデルになっていけば」と期待している。

 開発した試飲キットは1袋30ミリリットル入り。「飲める会社案内」として、自社の人気商品「百十郎」シリーズが5種類と、日本語のほか、英語と中国語も添えた商品案内がセットになっている。

 これまでも海外に瓶の日本酒を空輸していたことはあったが、輸送中の衝撃で割れてしまうことは珍しくなかった。しかし、今回の開発で破損のリスクが大幅に減ったほか、A5判サイズにおさめたことで配送コストも抑えることに成功した。

 試飲キットは商品化する予定はなく、あくまでも会社PRに使用していく考えだが、林社長は「封筒を開けた瞬間、楽しい気持ちになってもらえると思う。わくわくした気持ちで飲んでもらえれば」と話した。