株式会社アイシン
~ 2つのテーマが「グッドデザイン・ベスト100」に選出 ~

 当社は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」において、2つのテーマが受賞し、「グッドデザイン・ベスト100*1」に選出されました。なお、グッドデザイン・ベスト100の受賞は2023年度に続き6度目となり、選出テーマ数は今回を含め累計7テーマとなりました。



■今回の受賞テーマ
1. 超微細水浸透技術 / ハイドレイド
<応募カテゴリー>
その他医療・生産プロダクト

<概要>
自動車部品開発で培った触媒技術の応用により、空気から水分を取り出し、目に見えないほど極小の水粒子へ変換。髪や肌の表面を濡らさずに内部へ直接水分を送り込み、保水させる新しい水分テクノロジーです。従来のケアでは届きにくかった内部までうるおいを届け、本来の健やかさを引き出すインナーケアを実現します。

<評価コメント>
自動車関連の技術開発の過程で得られた独自の特殊膜技術で、空気中の水分から生成される直径約1nmの微細な水粒子は、無帯電、生体組織への浸透・定着のしやすさなど、興味深い性質を有する。それを髪や肌のケアという分野に展開することにより、従来のスチームなどとは異なり、髪や肌の表面を濡らさずに内部へ直接水分を送り込み定着させるという新たな価値を実現している。美容分野に限らず、さまざまな新分野のビジネス、デザインへの展開の可能性を感じさせる、将来性のある技術デザインである。

<関連リンク>
・グッドデザイン賞 ハイドレイド (公益社団法人日本デザイン振興会のサイトにリンクします)
・Hydraid(ハイドレイド) 公式WEBサイト



2. 誰もが意思疎通できる社会への取り組み / 世界に字幕を添えるプロジェクト
<応募カテゴリー>
一般・公共向け取り組み・活動

<概要>
文字起こしアプリによる字幕を、店舗・イベント・街なかの体験へ実装し、聞こえ方や言語の違いによって生まれるコミュニケーションの壁を越えていくプロジェクト。実用性の高い字幕で場の魅力を高め、人と人とのつながりを生み出し、誰もが意思疎通できる社会を当たり前にする。

<評価コメント>
字幕を当事者が個人で利用する「支援」にとどめず、店舗やイベント、街中にあらかじめ存在するコミュニケーション環境として実装しようとする点を高く評価した。特に、字幕を必要とする人だけのものとせず、言語の違いや周囲の音環境など、さまざまな状況にある人にとって場の体験を豊かにするものとして捉え直していることに意義がある。また、実際の店舗やイベントでの実証に加え、「字幕があったらいい」場所を利用者自身が発信できる仕組みを設け、使う側も環境を変えていくプロセスに参加できる点も興味深い。アクセシビリティは、必要になってから個別に追加するのではなく、最初から環境に組み込まれていることで、より多くの人の選択肢になり得る。今後、当事者との共創を継続しながら、字幕の精度や表現、運用方法をさらに検証し、イベントを超えて日常のさまざまな場所へインフラとして定着していくことを期待したい。

<関連リンク>
・グッドデザイン賞 世界に字幕を添えるプロジェクト (公益社団法人日本デザイン振興会のサイトにリンクします)
・「世界に字幕を添えるプロジェクト」公式WEBサイト



*1 グッドデザイン・ベスト100とは
その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、審美性、提案性、可能性などにおいて総合的に優れているとして高い評価を受けた100点のこと。今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインとして選出される。
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