【北京共同】「チャイナスピード」が曲がり角を迎えている。一部の中国メーカーによる乗用車の極端な短期開発が問題となり、中国政府が規制強化に乗り出した。開発を急ぐあまり実車試験が不十分なまま発売された車は「速成車」と呼ばれ、安全性への懸念が強まっている。
工業情報省などは10日、自動車の安全試験の厳格化を求める通知案を公表した。3万キロ以上の走行試験や、冬2回、夏1回の環境適応性評価を1年以上かけて実施することを盛り込んだ。
日本メーカーの開発期間が3〜4年とされるのに対し、中国の新興メーカーは十数カ月で投入される例もあるという。
共産党機関紙の人民日報は、今回の通知案は「速成車にノーを突き付けるものだ」との見方を伝えた。
車載電池大手、寧徳時代新能源科技の曽毓群会長は「車の開発期間短縮で品質が犠牲になっている」とスピードの追求を批判した。今年に入って600モデル以上が市場投入され、一部の車載電池で故障が多発していると指摘している。








