静岡県立こども病院(静岡市)は19日、超低出生体重児の女児への心臓カテーテル治療が成功したと発表した。治療開始時の体重は356グラムだった。病院によると、治療が成功した世界最小例とみられる。生後11カ月で体重4・9キロまで成長し、今後も病院が経過観察する。
病院によると、女児は昨年10月、妊娠25週3日で緊急帝王切開により出生。片手で収まるほどの大きさで、心臓から全身に血液を送る大動脈の一部が狭くなる大動脈縮窄症と診断された。直径1ミリ程度の頸動脈からカテーテルを入れ、大動脈を広げる治療が行われた。
記者会見した循環器科の渋谷茜副医長は「小さくても助かるということが分かり、希望になった」と話した。女児の両親は「一つの前例になり、医療の一助となれば」とコメントした。





