第68次南極観測隊の先遣隊15人が19日、羽田空港を出発した。南アフリカ経由の空路で南極・昭和基地入りし、大陸内陸部の観測拠点を目指す。100万年以上前の氷採取に挑む津滝俊隊員(45)は見送りの関係者に「油断せず行動し、みなさんにいい報告がしたい」とあいさつした。

 空港には家族や本隊隊員らが駆け付け「無事に帰ってきて」「昭和基地で会おう」と声をかけ、別れを惜しんだ。

 先遣隊は研究者のほか技術者や調理師らで構成する。10月下旬の昭和基地到着後、内陸に向かうチームは約千キロ離れた「ドームふじ観測拠点2」に、雪上車で3週間ほどかけて向かう。先遣隊の一部は基地での業務に当たる。