【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会で法の支配を担当するマクグラス欧州委員は20日、ブリュッセルで共同通信など日本メディアのオンライン取材に応じ、米国が国際刑事裁判所(ICC)に科した制裁の撤回に向け「日本や同志国と引き続き協力していく」と述べた。
マクグラス氏はICCについて、戦争犯罪やジェノサイド(集団殺害)に対して正義を実現するため存在していると強調。「米国の決定を遺憾に思う」と述べ、日本の国際法への支持を歓迎した。
EUは、米制裁を域内で無効化する「ブロッキング規則」の発動を検討している。だが米制裁に背けば米国を含むEU域外での事業継続が困難になることが予想されるため、事業者にはハードルが高い。
マクグラス氏は同規則の発動に備えて「ICCと共に、EU域内のビジネスを保護するため必要なあらゆる措置を講じる準備をしている」と話した。
一方、制裁撤回が最も良い選択肢であるとも述べ、180日の猶予期間中に米との対話を続ける考えを示した。









