政権発足から1年を迎えたのを受け、記者団の取材に応じる高市首相=21日午後、首相官邸

 高市早苗首相は21日、政権発足から1年を迎えたのを受け「公約を一つずつ着実に実現していくことこそが使命であるとの思いで走り続けてきた」と強調した。「今日から高市内閣2年目の挑戦が始まる。目下の重要政策は世界的な物価高を受けてのさらなる対策強化だ」と語った。官邸で記者団の取材に応じた。

 自身が掲げる「責任ある積極財政」への転換に触れ「日本経済が音を立てて動き出すことを目指した戦いだ。世の中の空気は変わりつつある」と主張。政府のインテリジェンス(情報活動)機能強化や、安全保障関連3文書の改定に意欲を示した。

 ガソリン税暫定税率廃止や電気・ガス代の補助などを通じて「切れ目ない物価高対策に取り組んだ」と実績をアピール。中東情勢への対応では「出口が見えるのか分からない状況の中、先手先手で予想しながら政策を構築する重要性をこれまで以上に認識した」とした。今後の課題として、政府広報の強化を挙げた。

 木原稔官房長官は記者会見で「国民に豊かさや安心を実感してもらえるように、引き続き内外の諸課題に全力で取り組む」と述べた。