中小企業や個人事業主向け共済制度を運営する中小企業基盤整備機構のシステム再構築プロジェクトで、追加業務の発生などに伴い、契約額が当初の1・7倍の計約962億6千万円に膨らんでいたことが21日、会計検査院の調べで分かった。検査院は、うち約46億5千万円は適切に計画が進められていれば発生しなかったとしている。
プロジェクトには、今年3月末時点で既に約679億3千万円が支払われている。当初は2025年8月の運用開始予定だったが3度延期され、現時点では28年2月の稼働を目指している。
機構によると、プロジェクト費用には共済の掛け金の運用益が充てられており、小規模企業共済の契約者に、基本額に加えて支払われる26年度分の共済金の額に影響する。試算では400円程度減る場合もあるという。共済制度の運営に支障はないとしている。
問題のシステムは、小規模企業共済(25年度末の加入者約172万人)と、中小企業倒産防止共済(同67万者)の契約者情報などを管理している。1975年に開発され、大規模な刷新は95年が最後だった。








