沖縄県沖のサンゴ礁(Rickdane Gomez氏提供)

 国際自然保護連合(IUCN)は22日、世界のサンゴ礁生息域120カ所以上の絶滅リスクを初めて評価し、少なくとも91%が絶滅の危機にあると発表した。地球温暖化が進むと、50年以内に世界のほぼ全てのサンゴ礁生息域が崩壊する可能性があるとしている。

 IUCNは、80以上の国・地域のサンゴ礁生息域127カ所(約19万平方キロ)のうち、データ不足などがない122カ所の絶滅リスクを分析したところ、116カ所(91%)が絶滅の危機にあった。うち30カ所が3段階ある絶滅危惧の分類で最も高い「深刻な危機」に該当し、日本列島南側や小笠原諸島周辺の海域も含まれた。沖縄県が含まれる海域は2番目に高い「危機」だった。

 温暖化による熱ストレスがサンゴ礁にとっての最大の脅威になるため、海水温上昇や海洋熱波でサンゴの白化現象が頻発すると、広範囲で死滅に至ると指摘。今世紀末の気温が産業革命前から2・7度上昇すると、今後50年で122カ所が「深刻な危機」になると警告した。