名古屋地裁

 JR名古屋駅近くの交差点で昨年10月、軽乗用車で歩行者3人をはねて死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた鳴海洋被告(72)の公判が26日、名古屋地裁(蛯原意裁判官)で開かれ、検察側は拘禁刑5年を求刑した。弁護側は心神耗弱状態だったと主張し、執行猶予付きなど寛大な判決を求め、結審した。判決は12月3日。

 被告は昨年12月の初公判で起訴内容を認めた上で、弁護側は認知症の疑いがあるとして刑事責任能力が争点となった。

 検察側は論告で「運転の未熟さによる事故であり、軽度認知障害(MCI)によるものとは言えない」と指摘。被告は最終意見陳述で「ごめんなさいとしか言いようがないです」と述べた。