ヘッドホンやイヤホン、1日何時間着けていますか―。音楽などを大音量で長時間聴いていると「ヘッドホン(イヤホン)難聴」になるリスクが高まるとして、国は啓発動画やリーフレットを作成し予防を呼びかけている。重症化すると回復は難しく、定期的に耳を休めるといった対策が大切だ。

 厚生労働省によると、ヘッドホン難聴は大きな音で聴き続けることで、音の振動を脳へ伝える耳の中の有毛細胞が壊れて発症する。スマートフォンの普及などを背景に、ヘッドホンやイヤホンは移動時の音楽や動画の観賞のほか、オンライン会議といった多様な場面で使われるようになっており、近年問題視されている。

 政府が注意喚起のため公開している動画では、音量は小さめにするほか、1時間に1回は10分ほど耳を休めるといった予防策を紹介している。電車内やカフェなど周囲がにぎやかな場所では本人が思っている以上に音を大きくしていることもあり、周囲の騒音をカットする「ノイズキャンセル機能」のある製品を使うことも効果的だ。