必要性は感じつつも経営層の約4割が「環境投資は後回し」?椅子選びの壁は「やっぱり高い…椅子のコスト」
オフィス家具の製造・販売から内装工事までをトータルに手掛けるオフィスコム株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:室木 剛)は、中小企業やベンチャー・スタートアップ企業の経営者・役員、および1日6時間以上のデスクワークを行う在宅ワーカー・オフィスワーカーを対象に、2026年10月7日~8日の2日間、「スタートアップ・中小企業におけるオフィス環境投資と生産性」に関する調査(有効回答数:1,007人)を実施しました。
本調査の主な結果(オフィスコム株式会社調べ/n=1,007)
【1日6時間以上のデスクワーカー調査(現場視点)】・身体的負担と不満: 約4割が現在のオフィスチェアに「不満」を抱え、不快感がある層の約7割が「仕事中の集中力や作業効率の低下」を実感
・見えない労働時間の損失: 不快感や疲労による集中の途切れで、約5割のワーカーが1日「15分~1時間未満」の実質的な業務時間を失っていると回答
・求める機能: 椅子選びで重視するのは「疲れにくさ(44.2%)」に続き、クッション性や座面・リクライニングなどの「調整機能」
【経営者・役員調査(組織・投資視点)】
・投資意向と優先順位の壁: 約7割が執務環境への投資の必要性を認識しているものの、約4割が「他の施策を優先したい」と回答し環境投資は後回し傾向
・導入の障壁と予算感: 障壁の1位は「導入コストの大きさ(35.3%)」、次いで「選び方がわからない」「ROIが見えにくい」。妥当な想定予算は1脚あたり「2万円~3万円未満(24.9%)」が最多
【両者の比較・まとめ】
・環境改善への期待のギャップ: 椅子改善に期待する効果として、経営層は「作業効率・生産性の向上(38.3%)」を求める一方、ワーカーは「身体的負担・疲労の軽減(39.1%)」を最重視。現場の負担軽減が結果的に組織の生産性向上につながる構造が浮き彫りに
働き方の多様化が進む中、デスクワークを行う従業員(オフィス出社・在宅勤務含む)にとって、デスクやオフィスチェアなどの執務環境は、日々の業務を支える重要な要素の一つになっています。
一方、企業側にとっては、オフィス環境への投資をどの程度行うかは、企業規模や予算などによって判断がわかれると考えられます。
実際に、従業員が執務環境に感じている不満と、企業側の投資意向にはどのようなギャップがあるのか調査しました。
■1日6時間以上のデスクワークをしている約4割が今の椅子に「不満」!
はじめに、1日6時間以上のデスクワークを行う在宅ワーカー・オフィスワーカーに、現在使用している椅子について調査しました。
「現在、普段の業務(オフィスまたは自宅)で使用している椅子について、どの程度満足しているか」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。
『とても満足(7.7%)』
『やや満足(54.4%)』
『やや不満(28.7%)』
『とても不満(9.2%)』
『とても満足』と回答した方はわずか7%程度で、『やや満足』『やや不満』と、可もなく不可もなくという意見が全体の8割以上を占めました。さらに、『とても不満』と回答した方は『とても満足』の数値を上回る結果となり、現状の執務環境に課題があることがうかがえました。
具体的にどのような不満や違和感を抱えながら業務を行っているのでしょうか。
「現在、普段の業務(オフィスまたは自宅)で使用している椅子について、身体的な違和感や不満を感じることはあるか」と尋ねたところ、『肩や首がこる・疲れる(23.7%)』と回答した方が最も多く、『腰や背中に負担・痛みを感じる(21.6%)』『座っている間に姿勢を変えたり、座り直したりすることが多い(14.6%)』と続きました。
違和感を感じやすい部位には、「肩や首」「腰や背中」への直接的な負担が挙げられており、椅子が身体に合っていないことで生じる物理的な疲労が顕在化している可能性があります。
さらに、「頻繁に姿勢を変えたり座り直したりする」という回答からは、作業への没入を妨げる細かなノイズが発生していることが推察されます。
■「失われている業務時間」は1日「15分~30分未満」が最多
続いて、このような身体的な違和感が業務パフォーマンスにどのような影響を与えているのかを調査しました。
前の質問で『特に違和感や不満はない』と回答した方以外に、「椅子の座り心地や身体の不快感によって、仕事中に集中力や作業効率が低下することはあるか」と尋ねたところ、約7割が『頻繁にある(10.3%)』『たまにある(58.8%)』と回答しました。
身体の不快感を自覚している方の約7割が、仕事中の集中力や作業効率の低下を感じていることが判明しました。
デスクワークでは「集中力」は生産性を上げるために特に重要な要素ですが、物理的な環境要因が集中力を削いでいる状況がうかがえます。
椅子の座り心地や身体の不快感によって、どの程度の時間が失われていると感じるのか。
前問で『頻繁にある』『たまにある』と回答した方に、「椅子による身体の疲労や集中の途切れなどによって、1日の業務時間のうち、どの程度の時間が実質的に失われていると感じるか」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。
『5分未満(1.8%)』
『5分~15分未満(14.2%)』
『15分~30分未満(24.1%)』
『30分~1時間未満(23.8%)』
『1~2時間未満(11.7%)』
『2時間以上(8.1%)』
『わからない(16.3%)』
多くのワーカーが「疲労や集中の途切れ」によって「15分~1時間未満」もの時間を損失していることが見えてきました。
1日単位だと可視化しにくい部分ですが、1週間、1ヶ月、1年と長期的に積み重なることで、企業全体として莫大な労働時間のロスにつながっていることが推察されます。
経営者・役員から見れば「見えないコスト」が、不適切な作業環境から発生し続けている可能性が示唆されています。
では、こうした課題に対してどのような椅子を求めているのでしょうか。

「今後、オフィスチェアを選ぶとしたら、どのような機能・特徴が備わっていてほしいか。重視するものを回答」と尋ねたところ、『クッション性が高く、座り心地がよい(28.0%)』と回答した方が最も多く、『座面の高さを調整できる(24.9%)』『背もたれの角度を調整できる(リクライニング)(17.0%)』となりました。
「座り心地の良さ」を最重視しつつも、座面の高さや背もたれの角度といった「自分に合わせて調整できる機能」が求められていることがわかります。
体格や作業姿勢は人それぞれ異なるため、画一的な椅子では個別のニーズを満たすことが難しい状況がうかがえます。
さらに、従業員のパフォーマンスを最大化するためには、細かなカスタマイズが可能なチェアの導入が鍵になることも見えてきました。
■全席入れ替え予算は1席「2万円~3万円未満」が最多!オフィスチェア投資の実態
これらの環境を提供する経営者・役員は、執務環境への投資をどのように捉えているのでしょうか。以下回答は、経営者・役員を対象に調査しました。

「デスクやオフィスチェアなどの執務環境への投資について、どのように考えているか」と尋ねたところ:
『必要性に応じて、積極的に投資したい(30.4%)』
『必要性は感じているが、他の施策を優先したい(37.3%)』
『現状の執務環境で十分だと考えている(20.5%)』
『特に考えたことはない(11.5%)』という結果となりました。
経営者・役員の約7割が、執務環境への投資についてその必要性自体は認識していることが分かりました。
しかし『必要性は感じているが、他の施策を優先したい』と回答した方が最も多く、限られた予算の中で優先順位の選択に苦慮している様子がうかがえます。
一方で、『必要性に応じて、積極的に投資したい』と前向きな姿勢を示す層も3割強となり、『現状の執務環境で十分だと考えている』という企業も約2割存在するなど、環境整備へのスタンスは企業ごとにばらつきが見られます。
環境投資に踏み切れない背景も、調査をしました。
「オフィスチェアを導入・入れ替える際に、障壁となること」について尋ねたところ、『導入コストが大きい(35.3%)』と回答した方が最も多く、『どの製品・モデルを選べばよいかわからない(28.1%)』『導入による効果や費用対効果(ROI)を判断しづらい(26.7%)』となりました。
オフィスチェアの導入が売上や利益にどれだけ貢献するか数値化しにくいという「費用対効果」の計測可否の観点から、決裁を下しにくい状況があると考えられます。
また、市場に多種多様な製品がある中で、自社の従業員に最適なモデルを選定するノウハウがないことも導入をためらわせる要因であると考えます。
そのような中で、経営者・役員が現実的だと考えるオフィスチェアの予算感はどの程度なのでしょうか。

「オフィスチェアを全席導入・入れ替えるとした場合、1脚あたりどの程度の予算が妥当だと思うか」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。
『1万円未満(9.2%)』
『1万円~2万円未満(22.4%)』
『2万円~3万円未満(24.9%)』
『3万円~5万円未満(22.4%)』
『5万円~10万円未満(9.2%)』
『10万円以上(3.6%)』
『わからない/判断できない(8.3%)』
1脚あたり「1万円~5万円未満」の価格帯に回答が集中しており、経営者・役員としては一定の品質を求めつつも、過度な高価格帯への投資には慎重な姿勢が見て取れます。
一方、予算の範囲内で、いかに従業員の満足度と健康を満たす機能的な椅子を選定できるかも、重要な基準となりそうです。
■チェア選びの条件トップは「長時間座っても疲れにくいこと」!
1日6時間以上のデスクワークを行う在宅ワーカー・オフィスワーカーと経営者・役員の双方が、オフィスチェアを選ぶ際に共通して重視しているポイントを調査しました。
「オフィスチェアを選ぶ際に重要だと思うもの」について尋ねたところ、『長時間座っても疲れにくいこと(44.2%)』と回答した方が最も多く、『身体にフィットしやすいこと(28.0%)』『座り心地がよいこと(27.6%)』となりました。
「疲れにくさ」や「身体へのフィット感」、そして「座り心地の良さ」といった実用的な身体への配慮が圧倒的に重視されていることがわかります。
オフィスチェア選びは、デザインや価格といった要素よりも、毎日の業務をいかに快適に乗り切れるかという「実務ベースの機能性」が、最も確実な判断基準になると考えられます。

最後に、「従業員の体格や姿勢に合わせて調整しやすいオフィスチェアを導入した場合、どのような変化を期待するか」と尋ねたところ、双方で以下のような回答結果になりました。
■経営者・役員
『作業効率・生産性の向上(38.3%)』
『働きやすさ・快適性の向上(35.0%)』
『身体的な負担や疲労の軽減(32.3%)』
■1日6時間以上デスクワークを行う在宅ワーカー・オフィスワーカー
『身体的な負担や疲労の軽減(39.1%)』
『集中しやすくなる(29.3%)』
『働きやすさ・快適性の向上(26.0%)』
同じ環境改善の取り組みであっても、立場によって「期待する焦点」が異なることがわかりました。
経営者・役員が『作業効率・生産性の向上』という組織全体の業績へのリターンを重視しているのに対し、現場のワーカーは『身体的な負担や疲労の軽減』という、自身が直面している課題の解消を求めています。
一見すると両者の目線には違いがありますが、ワーカーの身体的負担が軽減され集中しやすい環境が整うことは、結果的に経営者・役員が求める生産性の向上へと繋がると考えられます。
この両者の視点を結びつけ、双方の期待を満たす環境整備を行うことが、組織全体のパフォーマンスを引き上げるカギとなりそうです。
【まとめ】執務環境への投資は「見えないコスト」の削減と生産性向上の要
今回の調査で、中小企業、およびベンチャー・スタートアップ企業において、オフィスチェアをはじめとする執務環境が従業員のパフォーマンスに直結している実態が明らかになりました。1日6時間以上デスクワークを行う在宅ワーカー・オフィスワーカーの約8割が、現状の椅子に対して「やや満足」「やや不満」と回答しており、「肩や首のこり」「腰や背中の痛み」といった身体的な違和感を覚えながら、頻繁に姿勢を変えつつ業務を行っていることが浮き彫りになりました。
さらに、身体の不快感を自覚している層の約7割が仕事中の集中力や作業効率の低下を感じていて、結果として1日あたり「15分~1時間未満」もの業務時間が実質的に失われていることもわかりました。
ただ、経営者・役員の多くが環境投資への必要性を感じているものの、「他の施策を優先したい」との回答が約4割に上りました。
導入の障壁として「コストの大きさ」に加え、「選び方がわからない」「費用対効果が見えにくい」といった理由が挙げられており、1脚あたり「2万円~3万円未満」という想定予算の中で、投資に踏み切れず優先順位の選択に苦慮している企業の姿がうかがえます。
今後の椅子選びの基準については、双方において「長時間座っても疲れにくいこと」や「身体へのフィット感」「座り心地のよさ」といった実用性が重視されています。
さらに、環境改善に対する期待の焦点として、経営者・役員は「作業効率・生産性の向上」を見据える一方、現場のワーカーは自身の「身体的負担や疲労の軽減」を求めていることがわかりました。
ワーカーの疲労が軽減され集中力が持続する環境が整うことは、結果的に経営者・役員が求める組織全体の業績向上に寄与する可能性があると考えられます。
限られた予算の中で優先順位をつけることは経営上の必然ですが、不適切な環境が日々生み出している「見えない労働時間のロス」を防ぐためにも、自社のニーズに見合った適切なオフィス環境の見直しが、今後多くの企業で求められそうです。
■オフィス家具の製造・販売から内装工事まで、トータルデザイン!

今回、「スタートアップ・中小企業におけるオフィス環境投資と生産性」に関する調査を実施したオフィスコム株式会社(https://www.officecom.co.jp/)は、オフィス家具の製造・販売から内装工事まで、幅広く手掛けています。
・こんな課題を抱えていませんか?
・長時間座っていると今の椅子が身体に合わず、小さな違和感がある
・椅子の不快感によって、仕事や作業への集中が途切れてしまう
・高機能チェアに興味はあるが、機能が多すぎて自分に合うものを選べない
・自分に合わせて正しく調整し、使いこなせるか不安がある
・5万円を超えるような高級チェアは予算オーバーで手が出ない
・1~2万円の格安チェアでは機能やデザインに妥協したくない
【オフィスコムでは、手頃な価格と充実した機能を両立したオフィスチェアを多数展開】
今回の調査を実施したオフィスコムが運営する家具通販公式サイトでは、さまざまな働き方や用途に合わせたオフィスチェアを豊富に取り揃えています。長時間のデスクワークを支える座り心地や、身体に合わせて調整できる機能など、快適な執務環境づくりに欠かせない要素を備えたチェアを、手頃な価格から幅広く展開しています。
今回の調査では、ワーカーが求める快適性と、経営者・役員が重視する導入コストの両立が、オフィスチェア選びにおける重要なポイントとして浮かび上がりました。
オフィスコムでは、こうした双方のニーズに応えるべく、価格と機能のバランスに優れたオフィスチェアを多数ご用意しています。
オフィスチェアの新規導入や入れ替えをご検討の際は、ぜひご覧ください。
■オフィスコム通販サイト
https://www.office-com.jp/
■オフィスチェア商品一覧
https://www.office-com.jp/products/list5.html
■お問い合わせURL:https://www.office-com.jp/contact/index.php
◆オフィスコム会社概要

調査概要:「スタートアップ・中小企業におけるオフィス環境投資と生産性」に関する調査
【調査期間】2026年10月7日(水)~2026年10月8日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,007人(1.303人/2.704人)
【調査対象】調査回答時に中小企業、およびベンチャー・スタートアップ企業の1.経営者・役員/2.1日6時間以上デスクワークを行う在宅ワーカー・オフィスワーカーと回答したモニター
【調査元】オフィスコム株式会社(https://www.officecom.co.jp/)
【モニター提供元】サクリサ
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