「あしたのジョー」「おれは鉄兵」などのヒット作で知られ、文化勲章を受章した漫画家ちばてつや(本名千葉徹弥=ちば・てつや)さんが22日午後、東京都の病院で死去したことが27日、分かった。87歳。東京都出身。
終戦後、旧満州(中国東北部)から引き揚げ、1956年にデビュー。67年12月発売の漫画誌「週刊少年マガジン」で「あしたのジョー」の連載を開始。主人公のボクサー矢吹丈やライバル力石徹の熱狂的なファンを生み、社会現象を巻き起こした。
70年代以降、「おれは鉄兵」や「のたり松太郎」「あした天気になあれ」など学園やスポーツをテーマにした作品を数多く生み出した。ほかの主な作品に「ちかいの魔球」「紫電改のタカ」「ハリスの旋風(かぜ)」など。
2002年紫綬褒章、12年旭日小綬章、14年文化功労者、24年文化勲章。12~18年に日本漫画家協会理事長。05~22年、文星芸術大(宇都宮市)で教授や学長を務めた。
岐阜県内の関連では、1998年に岐阜市の岐阜メモリアルセンターの周辺の文化・スポーツ施設で構成する「世界イベント村ぎふ」の村長に就任。2008年に大垣市の大垣女子短期大学の公開授業「マンガ講座」で講演したほか、2015年には岐阜市の「戦後70年展」の一環の講演会で幼少期の満州からの引き揚げ体験を語った。
漫画家ちばあきおさん、漫画原作者の七三太朗さんは実弟。95年、上田トシコさんや赤塚不二夫さんら引き揚げ経験のある漫画家仲間と体験記「ボクの満州」を出版。反戦や平和の大切さを伝え続けた。





