イスラエルのネタニヤフ首相(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルメディアは29日、国会総選挙(定数120、比例代表制)の開票率99%の結果を報じた。ネタニヤフ首相陣営と反首相陣営のいずれも過半数割れとなった。11月4日の最終結果確定後、ヘルツォグ大統領が「政権を発足させる可能性が最も高い」と判断した議員に組閣を指示し、次期政権樹立に向けた連立交渉が本格化する。

 主要メディアによると首相陣営の獲得議席は53。反首相陣営は48、第三勢力のアラブ系政党が計19。首相陣営が優勢だが、アラブ系政党は反首相陣営に協力する意向を示しており、ネタニヤフ氏に加え、反首相陣営を率いるアイゼンコット元軍参謀総長が組閣指示を受ける可能性もある。連立交渉がまとまらないと再選挙の公算が高まる。

 政党別獲得議席は、ネタニヤフ氏が党首の右派リクードが27で第1党を維持したが、改選前から5議席減。アイゼンコット氏が党首の中道新党ヤシャルは21。

 首相陣営では極右2政党が合計13で解散前と同数。宗教政党シャスは6で、改選前の11から大きく議席を減らした。