北方領土の元島民らが31日、四島周辺の上空で航空機から先祖を弔う「上空慰霊」を行った。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で墓参を含むビザなし訪問の再開が見通せず、元島民の平均年齢が90歳を超える中、体への負担が比較的少ない慰霊の方法として北海道などが主催。6年ぶりに実施した。
元島民や子孫ら34人が参加。午前10時50分ごろに中標津空港を出発し、四島に近い知床半島や根室半島周辺の上空で黙とうをささげ、1時間ほどで着陸した。
孫らとともに参加した国後島出身の西舘トミエさん(89)は機内で「上空から島を見ると、故郷を思い出し、懐かしい気持ちになる」と話した。








