プラカードを掲げ、行進するデモ隊=10月31日、パリ(共同)

 【パリ共同】フランス各地で10月31日、物価高対策や教育環境の改善を求めるデモがあり、内務省によると、計32万人が参加した。約7万人が集まったパリでは一部が警官隊と衝突。石や火炎瓶を投げ、負傷者が出た。パリ以外でも衝突が発生し、内務省は全国で561人を拘束したと発表した。当局は警官隊ら7万人で警戒に当たった。

 大規模デモは、一部が暴動に発展した17日から3週連続。国民の不満は渦巻いており、抗議活動の収束は見通せない。

 パリのデモは当初、中心部で実施する予定だったが、警察の指示で場所を変更し、周縁部で行われた。参加者は「教育に予算を」「生活費が高すぎる」などと書かれたプラカードを手に行進した。マクロン大統領の辞任を求めるシュプレヒコールも上がった。

 行進終了後、解散しないデモ隊に対し、警官隊が催涙弾を発射して衝突に発展。ヌニェス内相は「(警官隊への)数百人規模の極めて激しい襲撃があった」とした上で、警官隊に火炎瓶を投げたことについて「殺人未遂に当たる」と厳しく非難した。