〜東川町リーダーシップキャンプ事後学習:小規模自治体が挑む外に開かれた地域経営と人材育成〜
立正大学研究推進・社会貢献センター(東京都品川区、学長:北村行伸)は、2026年11月4日(水)に「東川町リーダーシップキャンプ事後学習」の一環として、長野県小布施(おぶせ)町の第20代町長・大宮透(おおみや とおる)氏を講師にお迎えし、「小布施のまちづくり」をテーマとした特別講義を開催いたしました。
講義では、長野県内で最も面積が小さいコンパクトな自治体でありながら「栗と北斎と花の町」として全国的な認知度を誇る小布施町が、歴史的景観を活かした「町並み修景事業」から、多角的な「協働と交流」へと展開してきた約50年にわたる歩みが紹介されました。
■ 特別講義の概要と主なポイント
開催日時:2026年11月4日(水)
会場:立正大学
テーマ:「小布施のまちづくり」〜景観修復から『協働と交流』の地域創生、これからの地方自治経営〜
講師:大宮 透 氏(長野県小布施町長)
主催:立正大学 研究推進・社会貢献センター
1. 歴史的アイデンティティと「外のものを受け入れる文化風土」
江戸期からの交通の要衝・商業地としての発展や葛飾北斎との交流をはじめ、歴史的に「よそもの」や外部人材を受け入れてきた柔軟な文化風土が、小布施町のまちづくりの土台となっている点が解説されました。
2. 「景観修復」から「4つの協働(町民・大学・地場企業・町外企業)」へ
1980年代からの町並み修景事業やオープンガーデン(花のまちづくり)など、官民一体で培った「うるおいのあるまちづくり」を基盤に、現在は町民・大学・企業が連携するプラットフォーム(町政懇談会、まちづくり委員会、ミライ構想カレッジ等)を通じた課題解決と人材育成が推進されています。
3. 地域を外に開く「流動創生」と新たな滞在拠点(大人の小布施留学など)
「小布施若者会議」や20代向けプログラム「大人の小布施留学」、地域電力「ながの電力」の立ち上げなど、全国から若い世代や多様な人材を呼び込み、対話から共創を生み出すオープンな仕組みづくりが先進事例として提示されました。
■ 今後の展望
参加した学生・教職員にとって、地域の個性を整理・発信することの重要性や、行政と民間がマルチセクターで対等に協働する次世代の自治体経営について深く思索する貴重な機会となりました。立正大学研究推進・社会貢献センターでは、今後も先進自治体との対話を通じた実践的な教育・研究活動を推進してまいります。










