ドローンを操縦する杉山正幸さん(奥)とモニターで要救助者を探す署員=各務原市各務北山、寒洞池
要救助者をボートを使って救出した署員

 梅雨や豪雨、台風といった出水期を前に岐阜県警各務原署は25日、各務原市各務北山の寒洞池で、ドローン検定公認指導員の杉山正幸さん(76)=同市那加日吉町=と共に、人命救助訓練を行った。

 訓練は豪雨による影響で各務北山地区一帯が浸水し、池の北側にある小屋に要救助者1人が取り残されたという想定で実施した。

 訓練では、池周辺で逃げ遅れた人がいないか、署員と杉山さんがドローンを使用して捜索していたところ、要救助者1人を発見し、無線機を使って同署に連絡。その後、警備課と地域課の署員が手こぎのボートで170メートル先の要救助者を素早く助け出した。

 杉山さんは、ドローンを行方不明者の捜索や災害時に役立てたいという署からの依頼で2年ほど前から若手署員にドローンの使い方を指導してきたが、共に訓練を行うのは初めて。訓練を終え杉山さんは「人では捜索できないところにも入れるのでもしもの時は協力したい」と話し、酒井正隆警備課長は「ドローンを使える人に協力してもらえることで、災害時にこれまでより早く要救助者を見つけられるようになる」と期待した。