土のうを積み上げる水防団員ら=岐阜市長良雄総、長良川右岸

 梅雨や台風、豪雨といった出水期を前に、岐阜市は22日、長良川の洪水を想定した市水防連合演習を同市長良雄総の長良川右岸で実施した。市内の33水防団の水防団員ら約1400人が、堤防に見立てた場所に土のうを積んだり、シートを張ったりして、水防工法の作業手順を確認した。

 演習は過去2年、新型コロナウイルスの影響で中止となっており、実施は3年ぶり。コロナ対策として人数を例年より3割ほど少なくした。県内に初めて大雨特別警報が出た2018年の7月豪雨と同じ豪雨が降ったと想定して行った。

 団員らは、堤防の居住地側に出る漏水の拡大を防ぐため、漏水口の周囲に土のうを半円状に積み上げた。また、堤防の川側ののり面に見立てた坂に、流水でのり面が崩れないようにシートを張ったり、縄で土のうをくくり付けた竹を設置したりした。

 今回からドローンによる上空調査や、クレーンを使った重さ1トンの大型土のうの設置訓練も行った。

 市水防協会長の青木利美さん(65)は「今年は梅雨入りが早く、夏は高温で雨量が増えると聞いているので警戒が必要。3年ぶりの訓練で戸惑いもあったが、無事に終わって良かった」と話した。