岐阜県は8日、インバウンド(訪日客)が県内旅行を選ぶ際の参考などにしてもらう認証「NEXT GIFU HERITAGE ~岐阜未来遺産~」を新たに設けると発表した。豊かな歴史や文化、自然の「ヘリテージ(遺産)」を絡めたストーリー性のある旅行商品などに県のお墨付きを与え、主にインバウンドの拡大を目指す。

 古田肇知事が記者会見で発表した。地域の観光資源をストーリーに基づいて組み合わせることで、世界の観光市場に流通させられる旅行商品の造成を狙う。インバウンドや世界の観光の潮流となりつつあるサステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)のほか、環境負荷の少ない取り組みや生態系の維持なども重視する。

 県はこれまで、下呂市の小坂の滝巡りなど六つの観光資源を「岐阜の宝もの」として認定してきたが、主にインバウンドに訴求するため刷新する。

 認証する旅行商品などの募集は9日から始め、有識者らによる認定委員会が審査して決定する。既存の「岐阜の宝もの」は、新たな認定基準で再評価する。