再整備する岐阜市中央卸売市場=同市茜部新所

 岐阜市は市中央卸売市場(同市茜部新所)の建て替えの基本計画をまとめた。青果と水産物の部門は維持し、室内の低温化や屋根付きの荷さばき場など温度と衛生面の管理を強化した施設とする。2026年度から33年度にかけて現施設を解体し新築する。民間資金活用による社会資本整備(PFI)を使った整備を検討している。

 卸売市場は1971年に開場し、施設を建て増ししてきた。敷地面積は12万3952平方メートル。県内唯一の中央卸売市場として、食品流通の中心的な役割を果たしてきた。開場当初に建てられた施設は、雨漏りするなど老朽化が進んでいる。

 計画によると、コールドチェーン(低温物流)に対応するため、場内に商品に応じて最適な温度で管理するスペースを設けるほか、冷蔵庫棟に最新設備を導入する。荷さばき場に屋根を付けて商品を雨や日光から守るほか、食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に対応した設備を取り入れる。

 卸売市場では、食習慣の変化などから水産物の取扱数量が減少。仲卸業者数も減ってきており、卸売場など主要施設の規模は約2割縮小する見込み。