通行人に手を振る立候補予定者=15日午前7時35分、多治見市内

 通常国会が閉会し、臨時閣議で参院選の日程が22日公示、7月10日投開票と決定した15日、現行の改選数1となって以降最多の5人の出馬が見込まれる岐阜選挙区では、立候補予定者が駅前で街頭演説を行うなどし、有権者の心をつかもうと決意を新たにした。公示日まで1週間を切り、県内でも事実上の選挙戦がスタートしている。

 自民現職で3選を目指す国土交通副大臣の渡辺猛之氏(54)=公明推薦=は15日、国会に出席。閉会後、取材に「新型コロナウイルス、ウクライナ情勢による物価高など課題は山積している。責任ある政治をしていかなければならない。決意を持って選挙に臨みたい」と述べた。16日の公務後に岐阜に戻り、17日朝に岐阜市の岐阜駅前で演説する。

 「給料の上がる政治を目指す。新しい選択肢を提示し、風を起こしたい」と声を張り上げたのは国民民主新人でフリーアナウンサーの丹野みどり氏(48)。多治見市のJR多治見駅前で早朝から街頭演説を行った。東濃地域で支持団体のあいさつ回りを行い「一人でも多くの人の声を聞き、地域の課題を知って、生きた政策につなげる」と語った。

 共産新人で党西濃地区委員会常任委員の三尾圭司氏(45)は、大垣市の大垣駅南口付近で共産市議2人や支援者らと街頭演説を行い「いよいよ参院選が始まる」と強調。与党を中心に憲法改正の動きが見られることに触れ「今こそ真剣に平和憲法を守っていくべき」と主張した。物価高にも言及、大幅な減税を訴えた。

 NHK党新人で参院議員秘書の坂本雅彦氏(50)は秘書として、参院議員会館の浜田聡参院議員(比例)の事務所で、農業や教職員関係などの各団体から依頼されているアンケートの回答作業に追われた。

 諸派新人で政治団体「参政党」岐阜支部長の広江めぐみ氏(43)は仕事のため活動はしなかった。