田代成樹署長から感謝状を受け取った齋藤紫月さん=大垣署

 だまされて高額のプリペイドカードを買おうとした高齢者の詐欺被害を防いだとして、岐阜県警大垣署は22日、神戸町のファミリーマート神戸川西店のアルバイト齋藤紫月(しづき)さん(21)=同町安次=に感謝状を贈った。

 先月13日、齋藤さんは高齢の男性がスマートフォンの画面を見ながらレジに来て「アイチューンズカードのバリアブル、5万円分を3枚」とスラスラ伝える姿に違和感を覚えた。電子マネーをだまし取る手口の詐欺が増えていることを伝えたが、男性は「買い物に使うから」と否定して購入した。

 すると20分後、男性が再び同額のカードを買いに来店。齋藤さんは、被害者は繰り返し狙われると聞いたことがあり、詐欺だと確信。男性に購入を思いとどまらせ、警察に相談するよう説得。後日、男性が同署に相談し、事件が発覚した。

 同署で感謝状の贈呈式があり、田代成樹署長は「声をかけるのは勇気がいる。若いのによく止めてくれた」とたたえ、齋藤さんは「普段から店全体で警戒を強めていた。少しでも被害を止められて良かった」と話した。