田代成樹署長から感謝状を受けた愛甲学さん(中央)と生幸さん(右)=大垣署

 岐阜県警大垣署は9日、人命保護で貢献があったとして、大垣市小泉町の愛甲学さん(39)、生幸さん(40)夫妻に感謝状を贈った。泥酔して堤防から転落した50代男性を保護した功績で、感謝状を受けた2人は「無事に家族の元に戻れたと聞き、本当によかった」と話した。

 5月17日の夕方、自宅近くの堤防上の道路を、ふらつきながら歩く男性を生幸さんが見つけた。近くに交通量の多い道路があることなどから、危険を感じて110番したところ、男性が堤防から転落。2人で現場に駆け付け、堤防下の水門に引っかかり、川への転落を免れていた男性を引き上げた。2人は自宅へ男性を連れ帰り、通報を受けて駆け付けた署員に引き渡した。男性はけがもなく、同日中に家族に引き渡された。

 署で行われた贈呈式で、学さんは「川に落ちたと思った。深い川だと知っていたので、急いで駆け付けた。何ごともなく済んだのでよかった」と話し、田代成樹署長は「川に落ちれば命を落としてもおかしくないケース。迅速に勇気ある行動を取ってくれた」とたたえた。