古川雅典市長から感謝状を受け取る橋本ゆかさん(右から2人目)=多治見市役所

 弁当配達時に自宅で倒れていた高齢男性を見つけて人命救助につなげたとして、岐阜県多治見市は18日、同市平和町の社会就労センターけやきに感謝状を贈った。

 けやき職員の橋本ゆかさん(59)は、4月14日、同市京町で1人暮らしの80代男性の家に弁当を届けようと訪問。いつもはあいさつをすると、表に出てくる男性が、この日はいくら声をかけても、電話をしても反応がなかった。家からテレビの音が漏れ聞こえていたため在宅はしていると考え、扉を開けると男性が倒れていた。

 橋本さんはすぐに消防に通報し、救急車が来るまで付き添った。その後、男性の息子からお礼の連絡があり、一命を取り留めたことを知ったという。

 市役所で開かれた感謝状の授与式には、橋本さんや、けやきを運営する社会福祉法人みらいの早瀬亜紀理事長(46)らが出席した。橋本さんは「これからも高齢者の方の異変に気づけるよう気を付けたい」と話し、古川雅典市長は「弁当を外に置いて立ち去っていたら男性は助からなかった。少しの異変を感じ取って体を動かせることが大事」と行動をたたえた。